中村茶は煎茶や玉露など7種類のお茶を秘伝の割合と方法で合組することで、誰でも簡単に、美味しくいれることができるお茶に仕上げています。中村茶はいろいろなお茶が混ざっていますので、冷水から高温までいれる湯温を変えることで、異なる風味を味わうことができます。それぞれのお茶の風味が混じり合うことで、単独のお茶では出せないお互いの良い部分が共存した趣のある風味が魅力です。
門外不出のお茶「中村茶」をはじめ中村藤吉の銘茶は、時を超え、広く長く愛されています。
平成13年には製茶工場をカフェに改装。宇治茶と抹茶のスイーツによってより多くの人々にお茶のおいしさとその至福のときをより楽しんでいただけるようにと、当代藤吉の思いが結実しました。平成21年、歴代当主が守り続けた中村藤吉本店は国の「重要文化的景観」に選定されました。
中村藤吉は宇治で花開いた茶文化を次代へと伝うべく、160年もの伝統に創意を重ね、宇治を代表する茶商としてこれからも宇治茶の未来を切り拓いてまいります。