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古くから新潟に伝わる
雪室文化が
コーヒー豆本来のおいしさを
さらに引き出す

雪国新潟を代表するコーヒー

南国生まれのコーヒーと雪国新潟に古くから伝わる雪室文化を掛け合わせた雪室珈琲。
「新潟市土産コンクール」金賞など、名実共に新潟を代表する人気商品となっています。

雪室で寝かせた豆の味

雪室は天然の雪を貯めた地球に優しい冷蔵庫。
温度0℃かつ湿度90%以上の安定した環境は、コーヒー豆本来のおいしさをさらに引き出します。
雪室で寝かせたコーヒーは、雑味と苦みの角がとれてよりまろやかな味わいに。

食品の美味しさを引き出す“雪室”

日本有数の豪雪地、新潟

新潟は一晩で1m~2mもの雪が積もる豪雪地。
年中雪が残る地域では、古くから雪室貯蔵が重宝されてきました。
現代の日本では約85%の人が非降雪地帯に在住しているため、雪室を知らない方も多いのではないでしょうか?

上越地方に古くから伝わる
雪室文化

江戸時代の書籍「北越雪譜」にもかつての雪国の姿が克明に描かれています。
雪を穴に入れて夏まで保存しておく雪室は、古くから雪国に伝え継がれてきた、先人たちの知恵と言えます。

現代で再注目される機能性

天然の雪を使って食品を保存する雪室文化は、昭和30年頃の電気冷蔵庫の普及に伴い、そのほとんどが姿を消してしまいました。
しかし、環境保全への意識が高まる現在、一定した低温と高い湿度を保つことができる雪室が再注目されています。

鮮度維持に最適な環境

温度0℃かつ湿度90%以上の安定した環境である雪室は、冷蔵庫のような機械による振動がありません。
加えて紫外線の影響も受けないため、食品にストレスを与えることなく鮮度の保持が叶う、非常に良好な環境が整っています。

清潔感のある大きな倉庫

雪室珈琲を寝かせる雪室。
雪室と聞くとかまくらをイメージされるかもしれませんが、実は蔵や倉庫のような大きな建物なんです。
雪室の内部は、貯雪室と食材の貯蔵庫に分かれています。

雪の貯蔵庫

最大90トンの雪を収容できる雪室は、夏場でも室温を約0℃に保つことができるそう。
実際に雪室を見学できる施設“ユキノハコ“は、新潟観光にもおすすめです。

長い月日をかけた
雪室珈琲の開発

コーヒーで新潟を活性化

雪室珈琲の開発が始まったのは今から15年前。
鈴木コーヒーの3代目社長佐藤氏がまだ営業マンだった頃、「コーヒー豆そのものは新潟の特産品ではないものの、雪室に寝かせることで新潟の独自性をアピールできるのではないか」と考え開発をスタートしました。

発売までの苦労

雪室での貯蔵日数を決めるテストに始まり、生豆や焙煎、包装など様々な保存形態をチェック。
最善の味わいを追い続けた結果生み出されたのが雪室珈琲。
着想から販売に至るまで約5年の月日がかかりました。

科学的に証明されたおいしさ

新潟県立大学の研究では、雪室で貯蔵したコーヒー豆には渋み成分の減少が見られており、より甘みを感じられるコーヒーであることが科学的にも証明されています。

ブラックが苦手な方にも

現在新潟県内に6店舗ある直営店では雪室貯蔵のコーヒーを4種類展開しており、今までブラックコーヒーが苦手だった方から「雪室珈琲なら飲める!」といったお声をいただくことも。
ブラックコーヒーがお好きな方にも新たな発見があるかもしれません。

雪室珈琲から広がる雪室文化

雪室ブランドの誕生

鈴木コーヒーが雪室珈琲の開発を始めたことで、新潟の多くの企業が「うちも雪室を使った商品を開発したい」と名乗りを上げました。
そこで、雪室を使用した食材の統一ブランド「越後雪室屋」を立ち上げることに。
平成12年に設立し、参加企業は30団体にまで広がっています。

企業は違えど、想いはひとつ

同じ雪室の中、食品によってベストな熟成期間や保存状態を探り当てるのは至難の業。
異なる企業が一つの冠を共有して品質を守るという全国でも珍しい取り組みは、イノベーションネットアワード2015農林水産大臣賞など多くの賞を受賞しました。

同じ雪室生まれの特産品と

新潟の特産品ブランド「越後雪室屋」では、雪室珈琲以外に雪室米や雪室熟成肉、雪室白玉なども人気。
百貨店や新潟物産展でも販売されています。
同じ雪室生まれの特産品を雪室珈琲と一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか?

こだわりの味を
K-Cup®に落とし込むために

ブラジル産のコーヒー豆を深めに焙煎し、新潟県内の雪室に貯蔵した後カプセルに充填することで、まろやかな苦みや甘みのある味わいに仕上げました。
Kカップは封入できるコーヒー豆のグラム数が限られているため、マグカップなど大容量でも楽しんでいただけるように味覚の調整を行いました。
キューリグのマシンに最も合った珈琲が出来上がったと思います。

SPECIAL INTERVIEW

今回お2人にお話をお伺いしました。

PROFILE

株式会社 鈴木コーヒー
代表取締役会長
にいがた雪室ブランド事業協同組合
理事長
佐藤 健之さま

株式会社鈴木コーヒーの代表取締役会長。
「越後雪室屋」にて雪室を活用した食品のブランドを展開する、にいがた雪室ブランド事業協同組合を2012年に設立。
現在は理事長を務める。

Q

雪室珈琲は雪室で寝かせるといった他にない特徴を持っていると思いますが、
どんな方に飲んでいただきたいですか?

お砂糖やミルクを入れなくてもブラックで飲める味わいなので、今までコーヒーが苦手だった方にも是非試してみてほしいです。
コーヒーが好きな方には「こんなコーヒーもあるんだ」「今までのコーヒーと違う」といった感想を持ってもらえたら嬉しいです。

Q

キューリグとの取り組みに
どんな期待をしていますか?

コーヒーメーカーといえば、1970年代に家庭用のレギュラーコーヒーマシンが普及した歴史を思い出します。
1.5万円するマシンは当時5万円の初任給からしたらとんでもない高級品でしたが、1日に100台も売れたと聞き、すさまじい力をもっていると感じました。
そのくらい人はコーヒーに対して魅力を感じていますし、マシン(テクノロジー)の変化は更にコーヒーを楽しむきっかけになると思っています。
現在では、健康を兼ね備えた嗜好食品としても注目されるコーヒーのほか、紅茶や緑茶も取り揃えているKEURIGには、是非家庭でドリンクを楽しむマシンとして普及してほしいです。

Q

キューリグ 雪室珈琲カプセルの
出来栄えはいかがですか?

コーヒーの角がとれてまろみが増し、飲みやすい味に仕上がっています。
今までブラックコーヒーが苦手だった方にも試していただきたい味わいです。

Q

最後に、キューリグユーザーの皆様への
ひとことをお願いします。

キューリグはコーヒーもお茶も、健康に良いドリンクが飲めるところが魅力です。
誕生日や新築のお祝いなど、相手を思って贈るプレゼントにもおすすめしたいです。

PROFILE

株式会社 鈴木コーヒー 
代表取締役社長
にいがた雪室ブランド事業協同組合 
理事長
佐藤 俊輔さま

海外留学や営業職を経験し、鈴木コーヒーに入社。
2014年に鈴木コーヒーの代表取締役社長に着任する。
営業マンとしてのスキルを活かし新潟県内へコーヒーの売り込みを行う中、とあるカフェで雪室文化に出会い、雪室珈琲の開発に至る。

Q

雪室珈琲の開発者として、完成までどのような苦労がありましたか?

雪室でコーヒー豆を熟成するにあたり、原料の選定から始まり、生豆で貯蔵してみたり、焙煎豆を貯蔵してみたり、貯蔵と評価を繰り返しました。
結果的に、雪室珈琲は焙煎したコーヒー豆を貯蔵することが効果的で、スペシャルティコーヒーのような酸味が特徴的な豆よりも、苦みが特徴的な豆のほうが相性が良いという結論にたどり着きました。
現在の雪室珈琲に至るまでの試作は非常に多岐にわたりましたね。

Q

キューリグに対して
どんな印象をお持ちですか?

会社員時代に販売したこともあり、元々お話しが来る前から知っていました。
ただKEURIGが昔と変わってきていると思った点もあり、全国で活躍されているロースターやカフェとアライアンスを組み皆で盛り上げていこうと、業界全体を巻き込んでやっていることが素晴らしいと思いました。
そんなキューリグからお声がけ頂いたことは非常にありがたかったし、悩むことなく参画を決断しました。

Q

雪室珈琲 ドリップカプセルを
より楽しむ方法があれば
教えていただけますか。

是非新潟特産品の米菓とともに味わってほしいです。
意外かと思われるかもしれませんが、新潟県内の米菓メーカーとコーヒー味の米菓でコラボしたりもしていますし、コーヒーと米菓のフードペアリングは相性が良いので楽しんでみてほしいです。
より“新潟らしさ”を感じていただけると思います。

こうして出来上がったのは…

SUZUKI COFFEE
雪室珈琲

甘みのあるコクと香りを雪室でゆっくり熟成させ、味わい深くまろやかに仕上げました。
飲んだ後に残る余韻もお楽しみください。